メンバー紹介番外編2019/03/26
=キーボード・武部聡志=
テレビ番組Love2が彼との初めての出会いだった。
その当時は彼は1滴も飲まなかった。
最近は毎晩夕食時に赤ワインとかやるらしい。
今は当然僕より飲むし、もしかして酒飲みの部類に入るかも。
以前に寿司屋で僕が「まずはビールで刺身を少々」やっている間に、
彼は「にぎりを5〜6種類」食べ終えて「あがり」を注文していた・・
という「超」のつく「セッカチ」でもある。
武部家と鳥山家と吉田家の奥さん3人を我々は「3バカ」と呼ぶ。
これに我々が入ると「6バカ」になる。
年に1〜2回3バカ、6バカの夕食会が催されている。
いずれにしても会話の内容はいつも「バカバカしい」のである。

=キーボード・村田昭=
今回のライブでは久しぶりのWキーボード編成を考えた。
武部・鳥山両君と人選に入ったが、
2人が奇しくも「彼はどうだろう」と
名前を挙げたのが村田くんだった。
「君たちは僕の性格も良く知ってるがそういう面はどうなんだ?」
「拓郎さんと文句なしに合います、何よりプレイが拓郎さん好み」
ツアーではキーボードソロをばっちり弾いてもらおう、楽しみだな。

=ギター・鳥山雄司=
とにかく好い人なのだ。
スタジオで演奏中も僕の「どんな注文やダメ出し」にも、
「OK」と笑顔で対応してくれる。
「いやです」「えーっそんなのは」なんて言う彼を見た事が無い。
長崎の打ち上げ中華料理店、
ジャンケン大会で負けると罰で紹興酒を一気飲みのバカ騒ぎ、
彼は好い人なのでジャンケンも実に弱い(こんな弱い人も珍しい)
1人で飲み続けてもずっと笑顔で「いや」とは言わなかった。
結果・・大いに悪酔いしていた。本当に好い人なのだ。

=ギター・渡辺格=
彼も「ミュージシャンに悪い奴はいない」
の代表のような人物だと思う。
メールをすると一番に返事が返って来るのは彼だ。
リハの途中でパッドを出して色々と見せてくれるのだが、
僕は話を聞くふりをして「あそー、あそー」と生返事している。
それでも彼は説明を続ける。僕にパッドの画面を見せたいのだ。
それでも僕は「あそー」を繰り返す。
それでも彼は・・・
そういう男なのだ、悪い人のわけがない。

=ベース・松原秀樹=
彼が元ジャニーズってのは・・
もう長い付き合いになっているが今だに疑っている。
リハーサルやライブ本番のステージ上で、
僕は歌いながらバンドの出す1音1音に耳を研ぎ澄ましている。
そんな中、彼のベースはちょうど良い低い位置にいる。
(このニュアンスはミュージシャンにしか理解出来ない)
と同時に彼の音には「笑顔」がプラスされている。
リハーサル中も彼は僕の大した事ないギャグに笑ってくれる。
それも大きな声で良く笑うから自然にスタジオが明るくなる。
と言う事は・・やっぱり元ジャニーズだと・・
信じるしかないか。

=ドラムス・村石雅行=
僕は長いコンサート活動やレコーディング等で、
そんなに数多くのミュージシャンとセッションしていない。
(僕の性格もあって人選が偏っていると言えるだろう)
気に入ったらそのミュージシャンとの付き合いが長くなる。
もちろんその人との相性が大きな要素となるのだが、
彼とはテレビ番組もツアーもやった仲で大好きなドラマーだ。
以前にツアーの打ち上げの席での痛快なるスピーチ、
「武部・鳥山両君のように幼い頃から、
パパに楽器を買い与えてもらうような甘ちゃん・・」
この発言は大いに笑ったし他のメンバーの溜飲も下げた(笑)
「いいぞ!ムライシ」ってね。

=コーラス・今井マサキ=
いつも真面目で実直な人物(に見える)
多分、家庭でも良い夫でありパパなんだろうなあ。
コーラスチームを信頼に応えてまとめてくれる。
キャリアを積んで彼もそういう存在になった。
今回はリハ直前のボイトレも彼にやってもらった。
中身は「夫の弱さ」についての会話がほとんどだった。

=コーラス・加藤いづみ=
今井君の奥様だ。
3人の「ムサクルシイ」男達だけでも、
まあ何とかなるように思っていたが、
女性が(女声)が加わる事でコーラスの幅と、
なにより空気感がアップした。
ステージからは彼女がママには見えないが、
さて・・家庭に戻ると・・
あとは夫君から聞く事にしよう(笑)

=コーラス・土居康宏=
素晴らしい低く響く声の持ち主だ。
僕がアマチュア時代にやってたR&Bバンドでは、
まさに「この声」が絶対王者だった。
僕のツアーでもこの存在は大きい。
4声のハーモニーに彼の低いパートが聴こえる時、
僕の至福の時である。

=コーラス・吉岡悠歩=
メンバー中もっとも若いのが彼だ。
彼の参加が大きな意味を持つのは、
バンド全体に「若さと言うエナジー」が浸透した事だ。
音楽のアンサンブルを経験した者にしかわからないが、
僕も自分のボーカルのギアが1段上がる気がするのだ。
いつの時代も、どんな世界でも「若さ」は武器なのだ。