総長の首 [DVD]
フォーマット | 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 西村晃, 中島貞夫, 樹木希林, 安藤昇, 小倉一郎, 舟木一夫, ジョニー大倉, 梅宮辰夫, 鶴田浩二, 金子信雄, 田中邦衛, 菅原文太, 清水健太郎, 三浦洋一, 夏純子 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 16 分 |
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商品の説明
【解説】
お前も奴の首を殺る(とる)夢を見たか!?
昭和10年代の浅草、侠友会の総長・緒方千之助が狙撃された。ヤクザ社会で男を上げるには大物を殺る以外に道はない。チンピラたちの野望は、二大勢力の本格抗争を呼び起こして関東一帯は血で血を洗う戦争の場と化した。
ヤクザ組織のすさまじい抗争の中で、死にもの狂いに動き回る男たちの群像が、生々しい鮮烈なアクションで描かれる。キャストは血桜団二代目団長に菅原文太。暴走する団員に清水健太郎、ジョニー大倉。さらに鶴田浩二、安藤昇、梅宮辰夫ら豪華オールスター出演。監督は中島貞夫が務め、全編にみなぎる若いチンピラたちの生々しいアクション、躍動感で魅せる大型バイオレンス決定版!
【ストーリー】
関東大震災のツメ痕が残る昭和10年代の浅草。敵対する大組織、侠友会と花森組の抗争の下、花森組傘下の愚連隊・血桜団の新堂、長谷部、金井の3人は侠友会小池組の組員2人を射殺した。団長の八代は、未成年の団員を自首させることで警察の目を逃れたものの、侠友会はオトシマエをつけさせようと殺気立つ。そして、数日後、八代は小池組の放った殺し屋に殺されてしまう。死んだ八代の弟・順二が中国から帰国し、二代目として花森組組長と親子の盃を交わすと、鮮烈な抗争の渦へと引き込まれていった。
【キャスト】
菅原文太/清水健太郎/三浦洋一/ジョニー大倉/小倉一郎/夏純子/西村晃/樹木希林/金子信雄/舟木一夫/田中邦衛/梅宮辰夫/安藤昇/鶴田浩二
【スタッフ】
企画:俊藤浩滋/本田達男/田岡満
監督:中島貞夫
脚本:神波史男/中島貞夫
撮影:増田敏雄
音楽:森田公一
【公開日】1979年4月公開
【コピーライト】(C)東映
【スペック】
●映像特典(予定)
◆フォトギャラリー
◆予告編
●ピクチャーレーベル
●ニュープリント・コンポーネントマスター
DSTD03125/4,500円(税込4,725円)/COLOR/本編136分(予定)/片面2層/1.主音声:モノラル/16:9LB(シネスコ)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 19.4 x 13.2 x 1.4 cm; 99.79 g
- EAN : 4988101145058
- 監督 : 中島貞夫
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 16 分
- 発売日 : 2009/10/21
- 出演 : 菅原文太, 清水健太郎, 三浦洋一, ジョニー大倉, 小倉一郎
- 販売元 : TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- ASIN : B002G55X8Q
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 254,876位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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唯一ええんはジョニーさんの歌かな♪
出演者だけは無駄に豪華なのだが全く活躍しない。
終始、うじうじ、ぐだぐだ退屈な場面が続く。
劇場内もあちこちでアクビの音w
主人公たちの一人が抜け駆けして、
敵のトップ=総長を狙うも失敗。
あげく逃げ回ってたいした見せ場もなく死んでゆく主人公たち。
最後に残ったブンタ兄貴が乗り込んで暴れるのかと思いきや
なんと!味方のトップを勘違いして殺してしまう。
結局敵方の完全勝利。
ってゆうか、何を描きたかったの??
ヤクザはアホって事? それなら良く伝わったよ。。
男優:順不動で
菅原文太、鶴田浩二、安藤昇、梅宮辰夫、小池朝雄、清水健太郎、ジョニー大倉、小倉一郎、三浦洋一、品川隆二、成田三樹夫、遠藤太津朗、金子信雄、岸田森、舟木一夫、西村晃、織本順吉、丹波哲郎、汐路章、レッツゴーじゅんetc.
女優:順不動で
夏純子、森下愛子、松田瑛子、池玲子、マキノ佐代子、橘麻紀、樹木希林etc.
とまあ、ビックリです。特に男優陣。企画に俊藤浩滋(富司純子さんのお父さん)の名前も見えることから、時代背景から製作の動機を推理してみた。それは、
―任侠路線はとっくの昔に廃れているし、実録路線も最近では落ち目だし、この辺でいっちょう、オールスターキャストで両者の「いいとこ取り映画」を作ってヤクザ映画をもう一度盛り上げてみようか―
というノリなのでしょうか?それでフタを開けたら、清水健太郎、ジョニー大倉、小倉一郎、三浦洋一にスポットを当てた青春映画にもなってしまった。さらにこの手のオールスターキャスト映画は、出演者一人一人に華を持たせなければならない分、脚本を相当に練り込んで、演出を引き締めないと冗長なものになってしまう恐れがあるが、残念ながら脚本を兼務の中島監督はその泥沼にズッポシとはまりこんでしまっている。
物語は昭和の初めの東京でのお話。巨大組織の関東侠友会と浅草を根城にする弱小組織の花森組が賭場を巡る争いから殺人に発展してやがては全面戦争になる、といういつものお話。全面戦争を指揮する侠友会の武闘派幹部に梅宮辰夫、花森組組長が安藤昇で、その弟分の小池朝雄が率いる愚連隊組織「血桜団」の構成員が清水、ジョニー、三浦、小倉。菅原文太は小池の実の弟。夏純子は婦人雑誌の記者で狂言回し的役割だが最後には文太の恋人。映画としては観るべきところはあまりないので、私のイチオシの見どころを列記すると、
1. 落ちぶれた初老のパントマイム役者を演じる西村晃。特に酔っぱらって一升瓶を叩き割ってその破片を口から血を流しながら
ボリボリ貪り食うシーンは鬼気迫るものがある。
2. 安藤昇の弟分を演じる品川隆二。抜群の存在感。相変わらず何を演っても巧い。
3. 銭湯の浴槽で小池を刺殺する不気味な殺し屋の岸田森。
4. 肺病病みの悲しい娼婦を演じる「元祖本番女優」の松田瑛子。彼女はなんと三浦洋一とともに網小屋でダイナマイトで爆殺される!
5. 最初は役者を志すがダメ、次いでドサまわりの漫才師になろうとするがダメ、そしてヤケクソで血桜団に入るが臆病で死にきれず、最後はオカマバーの「女給」になってしまう小倉一郎。
6. 梅宮辰夫の用心棒を演じる舟木一夫。セリフは殆どなく、痩せこけた身体と存在感が不気味で、田中邦衛に殺されるシーンは見ものである。
7. 「朝〇人!」とバカにされただけで、逆上して森下愛子を絞め殺すジョニー大倉。それはないだろう、しかもシャレにならんぞ(涙)。本作での森下愛子も可愛いけど、この時点で演技は全くシロート同然。
といったところか。菅原文太、安藤昇、鶴田浩二、梅宮辰夫、田中邦衛そして成田三樹夫などの大御所たちは往年のキレはなく揃って不発。しかも池玲子や松田瑛子など脱ぐべきはずのかたがたが脱いでいない、という欲求不満も誘発するものの、阿久悠作詞、森田公一作曲、ジョニー大倉唄の主題歌も全然ヒットしなかったけど素晴らしいし、邦画ファンのかたがたはこのオールスターキャストだけでも一見の価値はありますよ。
などなど、威勢の良いキャッチコピーが付いておりますが内容とはまったくかけ
離れている点をまず強調させていただきます。
そもそも映画自体が任侠物なのか青春物なのか、実録なのか
ATG系の芸術映画なのかもわからない不思議な映画となっており
「地獄の黙示録」のように:結局何が言いたかったのか
さっぱりわからなかったです(そのワリに菅原文太から鶴田浩二、そして黒幕にプロデューサー
俊藤浩滋という豪華絢爛な配役、ますます謎が深まる・・・・)。
ただ自分の出自の暴露を恐れるカンフー使いのチンピラ、ジョニー大倉さん
が青春の挫折を全身で演じているのには心を持っていかれました。
ジョニー大倉さん、どうか安らかに
うーん。時代設定が大正の筈なのに、俳優の芝居も大小の道具も劇伴も音楽も全然そうは思えない。時代のくすみや陰影。そんなものが殆ど感じられない。
本作が山口組田岡一雄組長襲撃事件に材を採っており、そのまま現代の物語にできなかったのは承知しています。本作の「ハンパな」現代感覚が、「ボカシ」と「リアリズム」の接点を表現するためのものであったとも推測できます。しかし、どっちつかずの「ヌエ」のような仕上がりになっているのも事実。映画(だけ)を楽しみたい人には、本作の出来はやはりマズいでしょう。年来の東映ファンにはモノ足りず、若い映画ファンにはセンスの悪さで突き放される。そんな映画です。薦めませんわ。
追記 俊藤浩滋、マキノ雅弘のお遊び出演。丹波哲郎、西村晃、金子信雄なども顔を少し出しますが、苦笑を誘う程度。